~1週間後~
私達は、今病院の待合室にいる。
私は自分の名前が呼ばれるのを待っている。
「西山さーん 西山姫優さーん」
私の名前が呼ばれ、私は検査室に足を進める…
検査が終わり、
看護婦さんに先生から話があります。
と言われ診察室の前でしばらく待っていると自分の名前が呼ばれ、診察室に入る…
するとそこには優しそうな女の先生が座ったいた。
「お座りください。」
私は先生に促され椅子に座る…
「おめでとうございます。
今は妊娠3ヶ月です。えーっと…」
先生はカルテに視線をうつし何かを確認し、
私の方に視線を戻しまた話しはじめる。
「あなたまだ高校生よね?
産むか産まないかよく考えて決断してね?
次の検診は1ヶ月後だからゆっくり考えなさい。
後これどうぞ。」
席を立った私に先生はお腹の子供のエコー写真を差し出す。
私はそれを受け取り先生に一礼をし、
麻恋の待つ待合室に向かう。
麻恋の横に腰をかけると、麻恋は私の持っているエコー写真を見つめていた。
お会計を済ませ、私達は病院を出る。
私はエコー写真を見ながら帰り道を歩いていた…
「姫優産むんでしょ?」
そんな私を見て麻恋は微笑みながら聞いてくる。
麻恋はやっぱり凄いね…
私の気持ちが分かっちゃうんだもん。
「うん。
私ね、今日この写真を見て思ったんだ…
この子に逢いたいって…
この子は私を選んでくれたんだから…」
お腹に手を添えると麻恋も手を添えてくる。
「私、お母さんに伝えるよ。
黙っててもいつかばれるし…
これから検診費とかかかるしね…」
「一人で大丈夫?」
麻恋は心配そうに私を見つめる
そんな麻恋に私は笑顔で頷き応える。
私はこの時強くならなきゃって思った…
海翔と別れて、ウジウジしていた私にあなたは勇気をくれた…
私はこの子がいなかったら、今こんな風に過ごせていなかったと思う…
この子がいたから、前に進めた…
