授業はあっという間に終わり。

いまはもう昼休み。

「あー
やっとお昼だよー」

お弁当の入ったカバンを持って麻恋が私の元にやってくる。

「今日はどこでお昼食べようか?」

「天気いいから屋上にしない?」

「いいね。
じゃあ屋上行こうか。」

私は麻恋と屋上に向かう。

麻恋が屋上のドアに手をかけ勢いよく開けると…

ふわぁーと涼しい風が私達を包む。

「本当だぁー。
天気いいね!」

「うん!
涼しくて気持ちいいー」

私はそう言うとさっそく日陰の場所を選びお弁当を広げる。

麻恋も私の隣に座りお弁当を広げ、

今日の授業の話をしながらお弁当を食べていると…

「あのさー
最近彼とどうなの?
あんま話し聞かないけど…」

麻恋はちょっと聞きづらそうに私に聞いてくる。

私には1つ上の彼氏がいる。

高校に入学して2ヵ月くらいたった頃、
私は龍星と麻恋と帰るのが当たり前になっていて…