「麻恋、ごめんね…」

私は麻恋を抱きしめる。

「姫優…ごめんね。
泣きたいのは姫優なのに…」

そう言って、麻恋は私から離れると涙を拭い

「よし!!!おにぎり作ろう!!!
姫優はそこで休んでて後は私が作るから。」

麻恋は、それ以上私にはなにも聞かなかった。

さっきの話しはなかったかの様に、
いそいそとおにぎりを作り始めた。

私はソファーに横になり目をつむる。