名前のなき想い



~金曜日~

今日は海翔に会う日。

昨日の夜はいろいろ考えすぎてあまり眠れなかった…

なんだか具合が悪い…

きっと寝不足のせいだ…

「麻恋、おはよー。」

「姫優ーおはよー!」 

麻恋と軽い挨拶を交わし、自分の席に向かう。

すると先に来ていた龍星と目があう。

「おはよー」

私は龍星に挨拶をし自分の席に腰掛け、
机に伏せる。

「姫優?なんか顔色悪いけど大丈夫?」

龍星の声に私は顔をあげ、

「大丈夫だよ。」

笑顔で応える…

「あんま無理すんなよ。」

龍星はそう言うと私の頭を撫で
前を向き授業の準備をする。

私も授業の準備をして、
机に伏せ窓の外を眺める…

今日はどうやって話を切り出そう…
あの日の事を聞いてみようかな?…
ちゃんと切り出せるかなぁ?
私は今日の事をいろいろ考えていた…

「…っゆ!…姫優!」

「え…?ごめん…ちょっと考えこどしてた…」

「姫優大丈夫?
今日ちょっと変だよ?
顔色も悪いし…」

麻恋は心配そうに私の顔を覗きこむ。