名前のなき想い



~放課後~

私は急いで荷物を鞄に片付け、
麻恋の元に駆け寄り…

「麻恋…このあとなんか予定ある?」

「なんもないけど…どうしたの?」

私のあまりの勢いに驚いている麻恋、

「ちょっと話したい事があって…」

私は俯いてそう言うと…

「そっかぁー。よし、じゃあ行こう。」

麻恋は急いで自分の荷物を片付け、
私の手をとり私達は学校を出て

いつものアイス屋さんに来ていた…

「流石にもうアイスはきついね!」

麻恋はアイスを頬張りなが私に視線を向ける。

アイスを食べ終え、
私はこの間見た、海翔と女の人の光景…
その後、海翔に連絡して会うことになったこと…

私は全て麻恋に話した…

私が話し終えるまで麻恋は
黙って聞いていていた。

今も黙って何も話そうとしない…

でも、私にはそれがすごくこわかった…

麻恋にこの話しを否定してほしかったから…

麻恋が何も話そうとしないのは、
きっと麻恋も私と同じことを思っているからなんだよね?