名前のなき想い



「「いただきます。」」

お母さんは龍星に自分の作った料理を取り分け
                
「龍星くん遠慮しないで沢山食べてね。」

嬉しそうにそう言ってて手渡す。

「はい。ありがとうございます。」

龍星はそれを受け取り、食べはじめる。

お母さんは私にも取り分けてくれて

それを受け取り食べていると…


「龍星くんごめんね。
わざわざ来てもらって。」

お母さんは申し訳なさそうに龍星に言う。

「全然気にしないでください。僕も届け物があったんで。」

龍星は食べていた手をとめお母さんと話しはじめる。

「あらそうなの?
届け物ってなにかしら?」

「アイスです。」 

「姫優ってば、本当にアイスが好きね。」

そう言うと、お母さんはふふって
可愛らしく笑っていた。

「ごちそうさまでした。」

龍星はそう言うと
先にご飯を食べ終えて食器を洗っている
お母さんの元に食器を持っていく。

そして、私が食べ終わると

「では、僕帰りますね。」

「あらもう帰るの?」

少しお母さんは寂しそうに言う。

「はい。
もう時間も遅いですし、
今日はごちそうさまでした。」

龍星はお母さんに一礼し、玄関に向かう。

「龍星、今日はありがとうね。」 

そんな龍星を追って玄関でお見送りする。

「いいえ。
明日は学校来れそう?」

「もうだいぶ熱も下がったし。
明日は行けると思う。」

私は龍星に笑顔を向ける。

「龍星くんまた遊びに来てね。」

お母さんはリビングから顔をだし
笑顔で龍星に手を振っている。

「はい。また来ます。
今日はごちそうさまでした。
では、お邪魔しました。」

お母さんに向かって一礼し
龍星は帰っていった。