名前のなき想い



そして…

私は二人から少し離れた場所で

携帯を開き彼に一件のメールを送る。

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Dear 海翔

  時間がある日に会えないかな?
  私はいつでも大丈夫なので
  都合がいい日に連絡してね。

            From 姫優
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メールを送信し、外を見ると雨が降っていた。

雨の中、私は傘をささずにただ歩いた。

もうなにも考えられなかった。

心の中ではいつかこうゆう時がくるんじゃないかって思ってた…

海翔からの連絡がなくなり…

会うことさえすくなくなれば

誰だってそう思ってしまうだろう…

だけど、私はどこがで海翔は海翔とに限ってはと思っていた…

だって海翔はそんなこと出来る人じゃないから…

だけど、いぞ目の当たりにすると

やっぱりショックで…

だけどこうなったのは…

私に原因があるからだよね?

海翔からの連絡が減っても
私は自分から連絡することなんてなかった…

いつも海翔から連絡が来ることが当たり前になっていて…

私はそれが普通だと思っていたから…

会いたい時だってあった…

声を聞きたいと思った事だってあった…

だけど、いつも行動に移せずにいたのは私…

こんなにも胸が苦しいのははじめてで…

こんなことがあった後なのに…

海翔のことがこんなにも好きなんだと実感する…