海翔とぎくしゃくしはじめて
心の中では別れようとは決めていても…

私は結局なにも行動を起こせいままどんどん月日だけがすぎ…

季節はもう秋。

夏服が冬服になり…

席替えもしたのだか私は運良くまた窓際の席。

だけど、麻恋とは相変わらず離れた席に少し不満を感じながらも窓際の席と言うことで満足はしている…

今は休み時間…

「もうすぐ高校最後の大会だね。」

私は前の席の背中を見つめながら話しかける。

「うん。
そうだねー」

そう応えたのは龍星。

なんでこいつはいつも私と席が近いわけ?

なんて思いながら…

龍星と話しを続ける。

「見に行ってもいい?」

私がそう龍星に尋ねると、龍星は体をこちらに向け…

「べつにいいけど…
もし負けたら姫優のせいだなぁー」

そう言うと龍星は私のほっぺをつねる。

「いたぁーい!
龍星のばか!!!」

私は龍星をひっぱたき机に伏せる。

キーンコーンカーンコーン

準備を知らせるチャイムが鳴り準備が始まる。