なぜか龍星は放課後、
部活がない日は私たちと行動をともにすることが多い…
麻恋が毎回誘うからなんだけど…
あまりにもよく龍星を誘うから
「ねぇーなんでいつも龍星誘うの?」
って麻恋に聞いたことがある。
その時麻恋は返事をはぶらかした…
だから私は麻恋が龍星のことを好きなのかと思い…
「麻恋ってもしかして…
龍星のこと好きなの?」
って麻恋に聞いたら…
「そんなわけないでしょ!
龍星には悪いけど…
あんな無愛想な人ありえないから。
それに好きな人できたらちゃんと姫優に言うし!
龍星を誘うのは、
男が一人いるほうが帰りとか怖くないし、なにかといいでしょ?」
って麻恋は私に言ってた…
だけど今日は二人だけがよかったのに…
私はそんなことを思いながら、
龍星に視線を向けると…
それに気づいた龍星は私のおでこをコツンと小突き…
「僕が行ったら困ることでもあるの?」
少し怒った様子で龍星は私を見つめる。
私が何も応えず黙っていると…
「おーい
どうした?」
龍星は私の顔を覗きこむ…
そんな龍星の頭を私もコツンと小突き
先に廊下に出ている麻恋を追いかけ隣に並ぶ。
「龍星おいてくよー。」
麻恋がそう言うと私達は龍星をおいて下駄箱に向かう。
下駄箱で靴に履き替えていると…
「置いてくなよ!」
龍星が息を切らしながら私達の元にやって来る。
龍星も靴を履き替え
私達は並んで歩く。
