「みんな席につけー」



先生の一言でみんなが席に着き始め、
先生の一言で朝のホームルームが
始まろうとしている



今日の日程をすらすらと言い、いつもと
変わりなくホームルームが
終わるはずだった。



けど先生の
「今日は転校生がいるぞー」という
掛け声でクラスのみんなが騒ぎ出した



「入って来なさい」
教室のドアから入って来たのは美青年だった
顔も整っていてスタイルも良くて
頭もよさそうでモテる条件を
全てクリアしているようだった



「今日からこのクラスに転入してきた
 神田恭平くんだ仲良くするように」



「今日からここでお世話になります
 神田恭平です。よろしくお願いします」



恭平という名前の彼は深々と頭をさげると
先生が藤宮の横に座りなさいといいながら
私の横の席を指さして指示をしている



藤宮の横...って私の横!?