「愛、ほら早く行くわよ
颯太くんにもちゃんとお礼言って」
あの約束から三ヶ月、突然の別れ。
お父さんの仕事の都合で
引っ越すことになってしまった
「やだ愛、行きたくない
颯太くんと一緒にいる!」
「馬鹿なこと言わないの!
そんなこと出来るわけないでしょ
ほら、早くご挨拶!」
「ふぇ…やだ。やだーー
愛、颯太くんと結婚するもん
約束したもん!」
泣きわめく愛に颯太は近づき
優しくギュってした
「愛ちゃん、約束したじゃん
僕大きくなったら会いに行くから
愛ちゃんだいすきだから
それまで我慢だよ。
絶対また会えるから、泣かないで」
「颯太くん…わかった。
愛我慢する。ぜったいぜったい
ぜーったい会いにきてね?」
「うん、ぜーったい。」
と、言って颯太は小指を出した
「「ゆびきりげーんまん
ウソついたら針千本のーます」」
いつかまたあえる。
その時まで、ばいばい
