首筋の誘惑







熱っぽい声。眉をしかめた彼は、仰け反った私に噛みつくようなキスをした。





「でも今は熱くて頭がぼんやりしてっから、――――今日はお前に誘われてやる」







「暑い」という言葉どおりにティーシャツを脱ぎ捨てた彼。不敵に笑った彼に結局襲われた私だった。







その後も何度も行為に勤しみ、二人そろってキスマークがたっぷりついたのは言うまでもない。







やっぱり一番多かったのは、首筋だったけど。