首筋の誘惑







「お願い」





手を合わせて彼を見ると、大きなため息をつかれたものの、許可が出た。




「さっさとすませろよ」



「はあい」





読んでいた本を脇に置いた彼に近寄り、腰掛ける。そして―――、