授業は右から左に受け流し、私は祐也に送るメールの文章を考えた。

『昨日はありがとうございました。初対面であんなに親切にして下さって…』

なんか堅い……?

『昨日はマジありがとう超嬉しかった…』

気持ち悪い…



やっぱ最初のでいいや。

送信……っと。






すぐに返信は来た。

『いいえ。俺こそ、あんなとこに置いて来ちゃってごめんね(^_^;)』

『何言ってるんですか!私が寝ちゃったから…。代金払いましょうか?』

『いいよ(笑)その代わり、今日会おう。』

『いいですよ。』

私は嬉しいような、不安なような気持ちでメールを送った。