君、想い。

「ちょっと、どこにむかってんの?!教室逆方向じゃん!」


うわばきに履き替えたあとに無理やり手を引っ張られて、どこに向かうのかとおもえばいきなり逆方向にあるきだした水橋鈴。


「保健室!」


「なんでっ・・・」


「いいから、黙ってついて来いって、」


たくっ、なんなのよこいつ、まじいみわかんない。


「しつれいしまーす、て、だれもいないのか。しかたねえな、勝手に使うか。」


そんなことをいいながら薬が色々入ってる棚をがさごそとしだす水橋鈴。


「ちょ、先生いないのに、、、」


「いいから、そこ座っとけ」


はあ、こりゃ何言ってもだめか、そう諦めた私は水橋鈴に言われた通り、ベッド
のはしに座った。


水橋鈴が何かをしてる間、なにげに保健室を見まわす。


そういえば、高校の保健室初めてきたかも。


んー、保健室の匂いて学校違っても同じなんだよね。


なんか、安心する。


「杏珠、ちょっと靴下下げろ、」


そう言いながら、消毒液を持ってきた。


「え、いいよ自分でするから」


そっか、けがの治療のために連れてきてくれたんだ。


「いいって、一応おわびとしてするんだし」


私が靴下を下げ終わると消毒液を綿にしめらしてから右ひざのけがを消毒し始めた。


「んっ、、、」


「ん?痛いか?」