姫は孤独な黒猫様



ガチャッと慌ただしくドアが開いた。


椎「…類」


類「どうしたの?」


類はいつものように微笑みながら近づいてくる。



椎「なんでも、ないよ。」


類「そっか…椎花ちゃんが嫉妬してくれたのかと思ったんだけど…残念」


へ?


へ!?



類「俺は…椎花ちゃんがすきだよ。」


類が真剣な眼差しで私を見つめる。


ジョーク?


椎「じょ、冗談でしょ?」