「え、なんで宮本…」
さやかと朱里が目を見開く。
「んー」
ダメだ、2人がなにいいたいのか、わかんない。
「あのさ、さっきの一緒に帰ろうって、お誘いなんじゃないの?」
朱里が、はぁ、とため息をつきながら、私に言った。
「うん、まあそうだけど。先約は、朱里たちだし」
そう言うと、2人は、大きなため息をつく。
「そんな気遣いいらないから、宮本んとこ行ってこい!!」
「え…いや、いいよ」
「よくない!!!!!」
さやかがそう怒鳴ると、私の手を掴む。
「ほら、行くよ」
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