私と君の音が重なったとき


「…あなたは何におびえているの?」


「っ!?」



楓雅君の瞳が揺れる




「俺はっ…別になにも…」


「嘘」

「何なんだよ!?俺に関わんな!」



「女が嫌い?」




「…あぁ、そうだよっ!なんだ?笑うのかよ!?笑いたきゃ笑えよ!!」

ズキンッ


楓雅君は、まだ大丈夫。まだ、闇に堕ちていない




ギュッ


「は…?」



「…大丈夫。大丈夫だから」





背中を撫でながら優しく言う






「ふざ、けんなっ!なんでお前なんかに抱きしめられなきゃいけねぇんだよ!」



「あなたは一人じゃないでしょう?」




「は?なに言ってんだよお前…」

「我慢すんな。」


「っ!?」

私の口調が変わったことに驚きの表情を浮かべる楓雅君