私と君の音が重なったとき


「あ、そうだ!飛鳥!最近、劉鳳(りゅうほう)学園からあの子、消えたみたいだよ」



「知ってる」



「しかし、あんな天才がどこに行ったんだか」



「…さぁ。…あんた」



「っへ!?」




飛鳥君にいきなり話しかけられたから驚いた


「…天王寺ノエルって知ってるか?」

「…?だれそれ」



「…知らないか」



「ちょっ!ノエルさんを知らないとかどんだけ!?」



何故か驚いている楓雅君




「ノエルさんはね!?路上でバンドをしている人達の一人だったんだ!たまに、ライブもやってたけれどスカウトは全部拒否。ギターと歌がすごい上手くて…っ!」



そこまで言った楓雅君は、はっとしている


きっと、なんでこんなやつに話してるんだ俺、的なことを思ったんだろう…






「そうなんだ」



「うん…」




ノエル…か。