私と君の音が重なったとき



「もういい、好きにしろ!!」




飛鳥…。





二人は顔を合わせると



「「ごめん」」



謝った







「俺…遊び感覚でやってた。お前らとは意見が合わねぇみてぇだし…辞めるわ」



光輝…




「俺も辞める。…流石にバンドまではやる気ないんだ」



隆大…








二人とは、考え方がちがかったみてぇだな…





「…はやく出てけよ」



無意識に冷たく低い声がでた






「「え…?」」



「お前らはバンド仲間じゃねぇんだから、此処に入る権利なんかねえ」





「「!!」」






二人は一瞬傷ついた顔をしたが、走って去っていった