私と君の音が重なったとき


奏太side



俺の名前は渡部 奏太(わたべかなた)



仲間とバンドを組みたいと思っているんだ





「…俺はいいと思う」


飛鳥は賛成してくれるみたいだ





「僕もオッケー!実はやりたかったんだよね…」



楓雅も賛成のようだ







「…俺はやりたくない」



「俺も」






「「「!!」」」





「なんで!?僕たち、練習頑張ってきたじゃん!!」





楓雅…





「…」



飛鳥は、二人の意見が気に食わなかったのか、眉間に皺を寄せている