私と君の音が重なったとき



………え?なんだったの?



「きゃ~!すごいわよ!?あの3人に見つめられるなんて!!もうっ!近くにいる私まで興奮しちゃった」





…未菜ちゃんの言葉なんて耳に入らなかった







ドクンッドクンッ




「…っは」






胸がありえないくらい高鳴ってる








気のせいかもしれない



けれど、私はそんな気がしてならなかった








無意識に私の口角が上がる






「…きっとまたあの人たちと会うことになる」




何故かわからないけれど、彼らが音楽をやっている気がしたんだ____。