――…ねぇ、利麻

あたしは今でも覚えてるよ。


貴方と初めて目があった瞬間


貴方の美しさにあたしは目が離せなくなっていた。


貴方の綺麗な目に吸い込まれるかと思った…




一瞬時間が止まったんじゃないかとすら思った。


ああ、いけない。早く話かけないと。


なんて冷静に思いながらも胸がドキドキして音がうるさかった。


この時のあたしにこの胸のドキドキは不思議なものでしかなかったけどね。


「あの…」