…そういう、事か…


叔母さんはあたしが邪魔だったんだね。


あたしが寝ている時


リビングから聞こえてくる叔父さんとの真剣な話声。



たしかにあたしの事だった。


でも、信じたくなった。


あたしは邪魔な子なんだ


なんて思いたくなかった。




なによりも


叔母さんのお葬式の時の涙を信じたかった。






「宜しく。あんたと会った事なかったけどあたしいちよう美々の妹だから。」


女の人があたしに話かけてきた。


美々とはあたしのお母さん。


たしかに、お母さんとどことなく似ていた。

「で?もちろん教育費は送ってくれるんでしょ?」


「ええ、毎月きちんと講座に振り込むわ。」