「…もしもし…」 嫌々ながらも加奈さんからの電話にでる。 「あーさくら?」 「…はい、なんですか?」 あたしは声に苛々を出して答える。 「なにその態度?…そこまで育ててやったのば誰だよ?なぁ?お前のせいであたしの生活がボロボロになったって分かってるよねぇ?」 「分かってます…」 「あーもういいよ。それよりお金足りないんだけどーあんたの授業料で。しかも今月振り込まれてないよ?8万。もうあんた働きなさいよ。」 うるさい… この人はいつもこうだ。