「さくらー?どうしたの?」 「…え?」 「今、口開けてぼーってしてたよお前~!」 徹平が指を指してあたしを笑ってくる。 あたしは恥ずかしさに頬が染まる。 「うっさいな~!早く食べないとお昼終わるよ!?」 「まだまだ時間はありますよ~」 「いいから早く食べろっ!」 そう言って 徹平を叩こうと瞬間あたしは腕を掴まれた。 「俺を叩くなんていい度胸。」 あたしより下にある 徹平の可愛らしい顔が鋭い顔つきに変わって あたしを捕らえてくる。