「もうお昼だよ~桜子ちゃん寝過ぎ~」
利麻が笑って言う。
「えっ?!あたしそんなに寝てたんだ。」
どうりで身体がダルい。
布団から出たのはいいけど頭痛がすごかった。
「おばあちゃんがお握り作ってくれたの。電車の中で食べよう?」
そっか…
もう帰らないと行けないんだ。
「うん、そうだね。」
「13時の電車があるって。それまでに準備できる?」
「うん、直ぐに着替えるね。」
本当は嫌
出来るものならずっと利麻とこの家で一緒にいたい。
そしたらおばあちゃんだって寂しくなんかないはずでしょう?
なんてあたしは最近すごく我が儘になった気がする。
馬鹿な事考えてないで早く着替えよう。
あたしは利麻から借りたパジャマを脱いで
制服に着替えた。
大丈夫、ずっと利麻が居てくれたら
―あたしは大丈夫だ
