外まできたあたしは気持ち悪くて吐いてしまった。 気付いたら教室の片隅に敷かれていた布団にあたしは横になっていた。 「さくらちゃん?大丈夫?」 幼稚園で一番仲の良かったアンナちゃん。 アンナちゃんが心配そうにあたしの顔を覗き込んでいた。 「大丈夫だよ。アンナちゃん。」