チュ

と音を立ててタクト君はキスをしてきた。


でも

幼稚園児のタクト君はキスの限度が分からないらしく

もう一度あたしの唇に吸いついてきて


今度は長い間


チュー


と唇を合わせてきた。

周りからヒューヒューと冷やかしの声が聞こえる。