「じゃあ、桜子ちゃんで。」
利麻は可愛いらしい笑顔で言った。
その笑顔のせいか
利麻に‘桜子’って呼ばれても全然嫌ではなかった。
むしろ、嬉しいようなそんな気持ちになった。
「あ、メアド交換でもする?」
話に詰まったあたしはメアド交換という最終手段を切り出した。
笑顔で『うんっ』とかえす利麻に可愛い笑顔だなぁ
と女ながら思う。
メアド交換をしていると
タイミングよくチューハイ3つ、オレンジジュース1つ、イカヤキ4つを持った徹平と亮平が帰ってきた。
「徹平と亮平もチューハイじゃん」って言おうとしたけどイカヤキを買ってきてくれた恩で黙っておくか。
