「俺はお前が好きだ!!だから、…俺を頼れよ!俺に甘えろよ!さくらには俺しかいないんだから!!」
「…っ…」
「ずっと、ずっと待ってるから…俺だけはお前から離れないから!」
駅員さんがこちらを見ているなんて気にせずにあたしはボロボロ泣いた。
徹平は分かっているんだ。
あたしが誰からも好かれようとしない事も。
誰かにいてほしい矛盾した心も。
高校生の徹平にはどうしようもできなくて、
待つという選択肢しかないことも。
全部、全部分かってくれているんだ。
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