「…ごめん、徹平…別れよう。」


あたしは徹平の目を見て言った。



ガコン


あたしがそう言ったのと同時に観覧車が一周周り終えたようだ。



徹平は何も返事をしなかった。


「徹平、降りよう。」

「ああ。」


ここに来たまでのはしゃいでいた2人が嘘のように


2人はずっと無言で歩いた。