SEEKLETLOVE

「失礼します…」



そう言った瞬間、



「入れ」



中から声が聞こえた。



ノックなんかしないで入ると、



「お前な…人の話は聞いとけよ」

いきなり説教をくらった。



そんなの当たり前か。


「分かってるよ。」



「おー。良かったな。喜んでただろ?2人とも」



シシシと笑いながら言う先生。



「うん。ありがと」



あたしは深々と頭を下げた。



「頭、上げろよ。お前らしくない」



お前らしくないってどう言う意味よと



突っ込みたかったがやめた。



「帰るね。」



あたしは一言言って、



帰ろうとした。



「おい、待っとけよ。一緒に帰るから。拒否権は、なしな?」



は?



何で一緒に帰らなくちゃ



行けないのよ。



「嫌。じゃぁねっ!!!」



あたしはそう言うと急いで帰った。