SEEKLETLOVE

「はい」



コトンとお皿を置いた。



我ながら上出来。



「ど…毒入って、ないよな?」



どんだけ怯えてんの?



「入ってないから、早く食べて」



あたしがため息混じりで言うと



一口、口に入れた先生。



あたしが作ったのは



唐揚げと味噌汁。



昔から料理だけは得意で。



みんなに作ってたっけ。



「うめぇ!!!」



ニンマリしてあたしが作った料理を



口にしている先生。



…よかった。



10分で完食した先生。



「早いわ。もうちょっと味わって食べてよ」



あたしが言うと



「いやー、すげぇ美味かったからさ」



目をキラキラさせて言う先生。



子供みたいだ



あたしが食器の片付けをしていると



「俺がしとくから風呂入れよ」



と言ってくれた。



「あ、うん」



あたしはお言葉に甘えてお風呂の



準備をした。