彼女を自転車の後ろに乗せながら、夜の帰り道を走る。

「星がきれいだね」

「本当だな」

「そこはキミの方が綺麗だね、でしょ?」

「いや、俺からお前見えないし」

「振り向けばいいじゃん」

「事故るぞマジで」

「知ってる?宇宙のどっかではいつも星が生まれてんだよ」