掃除の時間になった
今日はクラス全員教室掃除のはずだ
なのに、皆来ない。
残ってるのは、女子は私だけ、男子がほとんどだ
「すまん。七瀬、みんなは鈴谷先生のところに行っちゃってるんだ。多分、理科室だろうけど…今日は俺達で頑張るか」
男子が掃除を始める
そろそろイラついてきたな
いやいや、私、そんな事でイラつくんじゃない。大人気ないぞ、馬鹿か。
「さっきも昼休み、委員会とかの決め事するって言ったのに鈴谷先生のところ行ってたしなあ…放課後潰すしかないかあ…」
前言撤回。やっぱ理科室乗り込んでくる
「あ、まっ、七瀬⁉︎」
学級代表の男子の静止の声を無視し、教室を駆け出す
放課後無しなんてたまったもんじゃない
理科室にたどり着く
瞬時、
ドアを蹴る
「てめぇら掃除場所かえれやあああああああああああ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎」
二階に理科室はある。
それは、三階の美術室まで聞こえたという。

