「へー、それで遅くなっちまった訳だ」

「すまん…」

放課後、帰り

私はいつも小学生の時からの友達と帰っている
天風 歌野、あまかぜ かの

ちなみに今、私が鈴谷先生の手伝いをしていたため一時間も待たす事になってしまった歌野に謝っている

「でもあの先生と一時間よくいられたねー私なんか怖くて逃げ出しちゃうかも」

「…なんで?」

「ん?いやーなんかさイケメンはイケメンなんだけど…目がさ、なんていうんだろ、絶望しきった感じなんだよねー濁ってるみたいな」


どうやら歌野も私と同じ印象を持っていたらしい


「怖いよ、あの先生。確かに皆が言う通りイケメンだけどさ、私はあの人に近寄りたくはない」