私は、何もかもが不安だった。 この世に生まれて、なんとなく生きてきて、幼稚園の頃もただ無心で、小学生の頃も笑わなく、友達は三人くらいだった 親は、いない 何故だか分からない お仕事って言ってから、二年も帰ってこない そんな私は、いつの間にか中学二年になっていた 名前は、七瀬 雪、ななせ ゆき どこにでもいる普通の少女でありたい。