帰りに改札口を出た時には確かにあった。駅員さんに定期を見せたのも記憶に新しい。
もしかして、鞄の中身を移す時にもう片方の鞄に残したままなんじゃ……そう思って見てみたけれど、鞄の中はすっからかんだった。
棚を整理した時に、間違えて定期入れごと一緒に片付けたのか。棚を引っかき回してみたけど、遂に見つからなかった。
一体何処に……そう思いながら、とりあえずお母さんに報告することにした。
「お母さぁん……定期なくしちゃった…」
「……はぁ?あんたのことだから部屋のどっかに置いたんでしょ。よく探したの?」
「鞄も棚も部屋中探したけど、何処にもなかった……どっかで落としたかも知れない…」
「あんたはー……しっかりしなさい!陽留(はる)の方がお姉ちゃんみたいじゃないの!!」
ガミガミと怒鳴るお母さんに、私はシュンとなる。いくつになっても頭が上がらないのだ。
陽留というのは現在高1の私の妹だ。落ち着いていて頭も良いから、お母さんの言う通り、私達は“逆転姉妹”なのかも知れない。
だけど、やっぱり陽留は妹だと思う時がある。妙におねだり上手だったり、すぐに拗ねたりするのだ。
もしかして、鞄の中身を移す時にもう片方の鞄に残したままなんじゃ……そう思って見てみたけれど、鞄の中はすっからかんだった。
棚を整理した時に、間違えて定期入れごと一緒に片付けたのか。棚を引っかき回してみたけど、遂に見つからなかった。
一体何処に……そう思いながら、とりあえずお母さんに報告することにした。
「お母さぁん……定期なくしちゃった…」
「……はぁ?あんたのことだから部屋のどっかに置いたんでしょ。よく探したの?」
「鞄も棚も部屋中探したけど、何処にもなかった……どっかで落としたかも知れない…」
「あんたはー……しっかりしなさい!陽留(はる)の方がお姉ちゃんみたいじゃないの!!」
ガミガミと怒鳴るお母さんに、私はシュンとなる。いくつになっても頭が上がらないのだ。
陽留というのは現在高1の私の妹だ。落ち着いていて頭も良いから、お母さんの言う通り、私達は“逆転姉妹”なのかも知れない。
だけど、やっぱり陽留は妹だと思う時がある。妙におねだり上手だったり、すぐに拗ねたりするのだ。



