翌日、同じ授業を取っていた恵梨乃ちゃんにすぐ昨日の出来事を話した。恵梨乃ちゃんは「凄いじゃん!」と大喜び。まるで自分のことみたいにはしゃいでいた。
お昼ご飯の時には真里ちゃんと奏音ちゃんもやってきて、早速例のことを報告。二人は「脈ありだねぇ!」、「向こうも絶対陽富ちゃんに好感持ってくれてるよ!」と、恵梨乃ちゃんと同じように喜んでくれた。
その時、真里ちゃんがふと声をひそめて言った。
「……ねぇ、その高天さんって結婚してるの?」
「あ、分かんない…」
しまったー!もし奥さんが居たらどうしよう…
「陽富ちゃん、今度会った時は指輪してるかどうか確かめてきたら?」
「それが手っ取り早いね。いきなり『結婚してるんですか?』なんて聞くのはちょっとマズイかも知れないし…」
恵梨乃ちゃんと奏音ちゃんが言うと、真里ちゃんも「まずはそれを確認しなきゃね!」と言った。私は頷いて、今度会った時は高天さんの手元に注目しようと決めた。
それからしばらくは、高天さんに会えない日が続いた。思えば、どの時間帯にどの電車に乗っているのかが分からない。早く会いたいのに……気付けば一週間も経っていた。
お昼ご飯の時には真里ちゃんと奏音ちゃんもやってきて、早速例のことを報告。二人は「脈ありだねぇ!」、「向こうも絶対陽富ちゃんに好感持ってくれてるよ!」と、恵梨乃ちゃんと同じように喜んでくれた。
その時、真里ちゃんがふと声をひそめて言った。
「……ねぇ、その高天さんって結婚してるの?」
「あ、分かんない…」
しまったー!もし奥さんが居たらどうしよう…
「陽富ちゃん、今度会った時は指輪してるかどうか確かめてきたら?」
「それが手っ取り早いね。いきなり『結婚してるんですか?』なんて聞くのはちょっとマズイかも知れないし…」
恵梨乃ちゃんと奏音ちゃんが言うと、真里ちゃんも「まずはそれを確認しなきゃね!」と言った。私は頷いて、今度会った時は高天さんの手元に注目しようと決めた。
それからしばらくは、高天さんに会えない日が続いた。思えば、どの時間帯にどの電車に乗っているのかが分からない。早く会いたいのに……気付けば一週間も経っていた。



