翌日の4限目の授業でのこと。教室のドアを開け、私はみんなの元へ向かった。
……ドキドキするこの胸の高鳴りの理由を、誰かに聞いて欲しかったんだ。
「あ、陽富ちゃんおはよう!」
先に席に着いていた三人が笑って挨拶してくれる。荷物を置いて腰を下ろすと、私は身を乗り出して小言で呟いた。
「……私ね、昨日かっこいい人見ちゃったんだよね。」
「えっ!?何処で会ったの?」
「詳しく教えてよー!」
「あたしも気になる!」
授業が始まる少し前だったから、私は頷いて話を続けた。
「……電車の車掌さんなんだけどね、すっごいかっこ良かったの!年はかなり上だと思うんだけど…」
「へぇー……陽富ちゃんの予想では何歳くらい?」
「た、多分35歳くらい……もっと若いかも知れないけどね?」
私の口から出た数字に、みんな少なからずびっくりしていた。
やっぱり驚くよね……まだ実年齢は知らないけど、私は高天さんと仲良くなりたいって思った。そう告げるとみんなは、「陽富ちゃんがそう思うなら頑張ってみなよ!」と言ってくれた。
……決めた。私、絶対に高天さんと仲良くなってみせる!!
……ドキドキするこの胸の高鳴りの理由を、誰かに聞いて欲しかったんだ。
「あ、陽富ちゃんおはよう!」
先に席に着いていた三人が笑って挨拶してくれる。荷物を置いて腰を下ろすと、私は身を乗り出して小言で呟いた。
「……私ね、昨日かっこいい人見ちゃったんだよね。」
「えっ!?何処で会ったの?」
「詳しく教えてよー!」
「あたしも気になる!」
授業が始まる少し前だったから、私は頷いて話を続けた。
「……電車の車掌さんなんだけどね、すっごいかっこ良かったの!年はかなり上だと思うんだけど…」
「へぇー……陽富ちゃんの予想では何歳くらい?」
「た、多分35歳くらい……もっと若いかも知れないけどね?」
私の口から出た数字に、みんな少なからずびっくりしていた。
やっぱり驚くよね……まだ実年齢は知らないけど、私は高天さんと仲良くなりたいって思った。そう告げるとみんなは、「陽富ちゃんがそう思うなら頑張ってみなよ!」と言ってくれた。
……決めた。私、絶対に高天さんと仲良くなってみせる!!



