家に着くと、お母さんと陽留が笑顔で出迎えてくれた。心配をかけたくなかったから、とりあえず笑顔を返す。短気なお父さんにも「今日はありがとうね」と言っておいた。
みんなで食卓を囲んだ後、お母さんから定期代を渡された。「今度は失くしちゃダメよ」と念を押され、私は深く頷いて自分の部屋に向かった。
「気を付けなきゃなぁ……みんなにドジだと思われたくないし、何より自分自身にヘコむ…」
ハァッと溜め息をつく。私は明日学校に持って行く鞄を別の物に変えるべく、棚に手を伸ばした。
「うーんと……明日はコレにしようっと!」
ブランドのロゴが入った、お気に入りのピンクの鞄を引き抜いた時だった。コロン、と鞄の後を追うように転がってきた長方形の物体。私は思わず目を見開いた。
「あっ……あったー!!」
こんな所にあったなんて、探してもなかなか見つからないはずだ。どうやら、かなり奥の方に入っていたみたい。私は定期入れを片手に、家族が揃っているリビングに走った。
「定期、あったよー!!」
笑顔で駆け寄る私。目を丸くする三人。暫しの沈黙を破ったのはお父さんの怒鳴り声だった。
「……この馬鹿娘がぁー!!」
みんなで食卓を囲んだ後、お母さんから定期代を渡された。「今度は失くしちゃダメよ」と念を押され、私は深く頷いて自分の部屋に向かった。
「気を付けなきゃなぁ……みんなにドジだと思われたくないし、何より自分自身にヘコむ…」
ハァッと溜め息をつく。私は明日学校に持って行く鞄を別の物に変えるべく、棚に手を伸ばした。
「うーんと……明日はコレにしようっと!」
ブランドのロゴが入った、お気に入りのピンクの鞄を引き抜いた時だった。コロン、と鞄の後を追うように転がってきた長方形の物体。私は思わず目を見開いた。
「あっ……あったー!!」
こんな所にあったなんて、探してもなかなか見つからないはずだ。どうやら、かなり奥の方に入っていたみたい。私は定期入れを片手に、家族が揃っているリビングに走った。
「定期、あったよー!!」
笑顔で駆け寄る私。目を丸くする三人。暫しの沈黙を破ったのはお父さんの怒鳴り声だった。
「……この馬鹿娘がぁー!!」



