「沙葵と同じ高校行きたくて… 調べてたんだ… 今日久しぶりに会えて、同じクラスで マジで嬉しかった…」 お母さんの親友の息子で 小学生までは近くに住んでたからしょっちゅう一緒に遊んでた 10歳の時春のお父さんの転勤が決まり春たちは引っ越して それ以来会ってなかった男の子… 引っ越しちゃった直後は悲しくて寂しくて泣いてばかりいたけど… 「またすぐ会えるわよ」って言うお母さんの言葉に 楽観的なあたしはすぐ立ち直り 平和な日々に少しずつ慣れ 春のこともあまり思い出さなくなったんだ………。