「日菜子ー!おはよう!」
「杏音おはよう」
新学期、私は高校2年生になった。
日菜子は去年仲良くなり今では1番の親友となった。
「日菜子と同じクラスになれるかな?今年も一緒だといいね!」
「そうだね、なれるといいね♬早く見に行こう」
「うん‼︎」
私のテンションはすごく高い。
理由?そんなの決まってるじゃない!
元カレとクラスが離れられるかもしれない喜びと…最近気になり始めた小森優希君と同じクラスになれるかもしれないんだから!
まだ日菜子にも言ってない秘密なんだ
2人で廊下に貼り出されてるクラス表を見た。
「あっ日菜子!私達同じクラスだよ!」
「本当だ。一緒になれたね」
私はこっそり小森君の名前を探した。
…嘘みたい。同じクラスだ…!
日菜子と新しい教室に向かった。
ドアを開けた瞬間、
私は信じたくない光景を見てしまった。
私の大嫌いな元カレ、空也がいた。
「ん?どうしたの?」
日菜子がかたまった私を心配して話しかけた
「日菜子…空也まで同じクラスだったの?」
「え、気づかなかったの?」
最悪…また同じクラスだなんて…