最初の後輩の印象は最悪だった。
あぁ、それはとてもな。

あいつは自分が愛されるヤツと自覚している。まぁ、確かにあってるがな。

人形みたいに整った顔、気持ち悪いくらいに白すぎる肌、真っ黒な髪の毛、血のように赤い唇。
簡単にいうと白雪姫のような見た目だった。
あんな白雪姫は最悪だがな。

そんな後輩は俺と目があった時何をしたと思う？
気持ち悪いほどいい作り笑いで微笑みやがったんだ。
だから、少しイラっとしてな、
「Fac＊ you.」
中指立てて自慢のいい発音でいってやったよ。
それを見た時の後輩の顔は笑いもんだな。
キョトンとして、一瞬何をされたか理解出来てないような顔で。
けど、すぐに脳内会議してたね。
で、その脳内会議の結果俺にしたことが
「Kill you.」
発音は俺ほどではないが、人よりは良かったことを俺は覚えている。