その日の夜。

家に帰っても、中林の笑顔が頭から離れなかった。

その気持ちが何なのか太亮にはまだわからなかった。

カ、ワ、イ、イ?

ううん、ちがう。

おれは、アイツを憎んでいるんだ。

そんなはずはっ!