不良少女の残酷story

「やっぱ歌桜は最高やわ」


「なんのだよ!」


いつもの会話だけど…。


他の人からすると変なんだろうなぁー。


「おし。んじゃ帰るぞ」


虎はそう言って私の腕をとって歩き始めた。


…ぁ。


「虎。先行ってて?私忘れ物してきた」


「ぁ?んぁー。わかった。下駄箱で待ってる」


「ごめんね!」


私は急いで教室に忘れ物をとりに行った。


虎と言い合いしてたから気づかなかったけど、生徒がもうほとんどいない。


教室も全部すっからから。