勢いよくベッドの上に飛び乗ったため、ギシッとベッドが大きく揺れる。
「……ッ!」
そして玲哉もベッドの揺れと、痛みにより目を覚ました。
咄嗟に身を攀じようとする玲哉だが、そうはさせない。
「玲哉ーっ。」
動こうとする玲哉の上に乗り、動かないように抑え込む。
「……んぁ?」
そして熟睡していたので何が起こったか理解できていない玲哉。
ゆっくりと、瞼が開かれた。
そして軽く一回瞬きをし、あたしをじーっと見つめる。
「……おはよ、玲哉。」
そう笑いながら言うと、玲哉は眠そうに顔をしかめて。
……寝起き悪いんだ。
「………はよ。」
小さく、かすれている声。
……その声は、キスの合間に玲哉から漏れる声で。
あたしはそのまま、玲哉にキスをしようとする………、が。


