朝……いつも通り、学校に早く来て玲哉と過ごしてから朝のホームルームに出る。
玲哉は…何を考えているのか、本当に理解できない。
ただあたしが頼めばキスしてくれるだけ。
あたしが満足出来れば、あの笑みを浮かべあたしの元から直ぐに去る。
そんな事を思ってボーっとしながらも、窓の外を見ていると______。
今日は担任ではなく、教頭が朝のホームルームにやって来た。
「今日は担任の先生が体調不良のため欠席なので変わりに藍沢先生に代役を頼みました。えー、なので今日、明日ぐらいは藍沢先生と仲良くやってください。で、では…私はこれで。」
…え?
ふと、教頭のある言葉が引っかかった。
“藍沢”…?
って。
ハッと思い、前を見ると______。


