咲ちゃんがいる場所は、湖から程とおく、はっきりいって、森の中?って感じるほどの端っこだった・・

「お仕事お疲れ様♪ もう出来るから待っててね! 」

「うん。咲ちゃんが一人で作ったの?」

「違うよ~ ほら! こっちにいるでしょ? 同じ班なんだよ?」

と咲は少し離れたところにたたずむ三人の男の子を指した

咲に言われるまで、姫花は彼等の存在に気づかなかった・・

「へ~ 同じ班なんていつ決まったの? 知らなかったなぁ・・ えっと~大倉姫花です。よろしくおねがいします」


「「「は・・はいっつ!!!!」」」

見事に三人衆はハモって、どもった・・・ ウケル・・・

「はいっつ? も~ 緊張してるんでしょ? ほら! 自己紹介しなよ!」と一番左の男の子の背中を叩く咲

咲ってこんなキャラだったっけ? なんか明るくなったなぁ・・ んんっ! もしや大吾マジック!? 

なんて、妄想トリップしているうちに三人衆の自己紹介が終わっていた・・

ヤバイ・・何も聞こえてこなかった・・・

とりあいず、笑っとけ♪

そんなことをしているうちにカレーが出来上がった様で、咲がそれぞれ盛り付けてくれた

「「「いっただきま~す!!!!」」」

すっごいハイテンションで食べ始めた三人衆・・

姫花と咲も「「いただきます」」食べ始めた

そんな時、三人衆が喋りだした

「大倉さんと咲ちゃんと一緒にカレーなんて夢みたいだよ!」

「マジで!! 俺らかなり運いいよな!」

「っていうか、あれで一生分の運使い果たしちゃたんじゃねぇの?」

姫花と咲はだまって三人衆の会話を聞いていた。